バブリング施工

昨今のチューニングとして注目を集めつつある「バブリング」の施工を開始致しました。
純正マフラーであっても、レーシングカーのような「バリバリ音」が出るようなチューニングとなります。

ECUチューニングのみならず、バブリング施工においても、チューニングデータが命です。
大迫力の躍動感溢れるバブリングサウンドをお楽しみください。

AMG GT63 Sバブリング施工事例

価格表

価格表内、「バブリング施工」はバブリング施工のみ。
「ECU Tuning」は、ECU Tuningに加えてバブリング施工が無料となります。

バブリングとは?

バブリングとは、混合気がシリンダー内で燃焼せずに、排気管内で燃焼する際に発生する音の俗称が「バブリング」です。

「バブリング」の歴史を辿ると、
排気管内で混合気を燃焼させることでターボラグを低減化する「アンチラグシステム」として採用したのが、1980年代のF1やWRCのグループB。

ターボラグを低減化し、再加速性能を向上させる目的で開発された「アンチラグシステム」の副作用として発生する「バブリング音」が、現代では排気音のチューニングとして流行しています。

つまり、本来の「バブリング音」は、スポーティーなサウンドとしての演出ではなく、「アンチラグシステム」から発生する音です。

バブリング音が発生する仕組み

「バリバリ」「バラバラ」といった独特の音が発生する仕組みは、排気管内で混合気が燃焼している音になります。

排気管内での燃焼を意図的に起こすことで、バブリング音が発生します。

バブリングのやり方

「バブリング やり方」「バブリング音 出し方」などで検索される方も多いのですが、ECUデータの書き換えが必要となります。(燃料マップ・点火タイミングの調整)

ECUのデータを書き換える必要がある為、専門的な知識無しでは非常に難しいチューニングとなります。
また、無謀な調整を行うと、エンジン破損を伴う非常に重大な事故になりかねませんので、経験を伴わないチューニングはオススメしません。

アクセルOFF時のマッピング調整

「バブリング施工」においては、デセラレーション時の燃料マップ・点火タイミングの調整を行います。

逆に言うと、「バブリング施工」では、デセラレーション時のマップ調整しか行いませんので、エンジンの出力特性などは変わりません。

エンジンのパワー・トルク向上を目的とされる方は、「ECUチューニング」も同時施工が可能です。

燃料マップの調整

大半の車において、アクセルOFF時には、燃料噴射が行われません。
バブリングを起こすためには、アクセルOFF時にも、適切量の燃料が噴射されている必要がありますので、燃料マップの変更を行います。

この調整を過剰に行うと、触媒破損リスク・エンジン故障リスクが増大します。
弊社の施工においては、これらのリスクを最小限に抑えた施工を行っております。

点火タイミングの遅角

先程の燃料マップの調整で、アクセルOFF状態で噴射された燃料に点火する為に、アクセルOFF時の点火タイミングも遅らせる必要があります。

この点に関してもECUデータの書き換えが必要となりますので、燃料マップの調整に応じて点火タイミングも遅角化させる必要があります。

バブリング施工不可能なケース

バブリングの特性上、点火プラグが搭載されていないディーゼル車には施工不可となります。
メルセデスベンツのモデルには多くのディーゼル車がラインナップされていますが、「バブリング施工」はガソリンエンジン車のみとなりますので、ご注意ください。

また、発売から間もない車種など、ECUデータの解析が終わっていない車種に関しても施工不可となります。

お持ちのお車のバブリング施工の可否につきましては、
弊社までお気軽にお問い合わせ下さいませ。

バブリングのメリット・デメリット

バブリング施工のメリット・デメリットをお伝えしていきます。
必ずデメリットをご理解頂いた上で、ご依頼下さいませ。

メリットは演出面のみ

バブリングのメリットはAMG 63シリーズやレーシングカーのようなスポーティーな排気音を奏でる点のみです。

アンチラグシステムとして、燃料マップや点火タイミングを調整する訳ではありません。
触媒・エンジンへのダメージを抑えながら、バブリング音が鳴るようなチューニングを施しますので、エンジンのパフォーマンスアップは期待できません。

エンジンのパフォーマンスアップをご希望の方は、「ECUチューニング」の同時施工をオススメ致します。

触媒へのダメージ

バブリング施工後は、本来、シリンダー内で燃焼すべき混合気が排気管内で燃焼することになりますので、少なからず触媒への攻撃性があります。

ただし、弊社では、過剰な調整は行っておりませんので、過去に触媒が割れた事例はございません。

よくあるのが、海外で出回っている出典不明なバブリング用の燃料マップ等を用いたりすると、触媒割れなどのリスクが非常に高いです。
弊社で使用するバブリング用の燃料マップ・点火タイミングは、国内オリジナルのデータになっております。

セラミックキャタライザー(純正触媒)での事例

バブリング・ECUデータの書き換えに知見のない方が過剰な調整を行うと、短期間でセラミック触媒はバリバリに割れます。
※弊社のバブリング施工事例で、触媒割れの事例はございません。

バブリング施工を行う場合には、信頼のおけるショップでの施工が必須となります。

純正状態でのバブリング

当記事冒頭でも少し触れましたが、バブリングは元々、「アンチラグシステム」の副作用として発生する排気音です。

世界的には「アンチラグシステム」、スバルでは「ミスファイアリングシステム」、三菱では「二次エア供給システム」等の名称で搭載されている、ターボラグを低減化するシステムです。

ランサーエボリューションやインプレッサなどの一部車種では、アンチラグシステムが搭載されており、純正状態でもバブリング音が発生するようです。

メルセデスベンツ車においては、AMGモデルでのバブリング音が有名ですし、ECUチューニング+バブリング施工を行われる方も非常に多いです。

メルセデスAMGのアンチラグシステム

昨今のメルセデスAMGモデルでは、アンチラグシステムとして、Garrett Motionと共同開発した「電動ターボチャージャー」を採用しています。

これは、排気流量と圧力の低い低回転域や再加速時などのターボラグをターボシャフトに組み込まれた48V駆動のモーターにより、ターボラグを低減します。

また、C63 S E-Performance・S 63 E-Performance等、一部のモデルに関しては、400V駆動のリアアクスルモーターによっても、モーター特有のトルクフルな駆動力でターボラグを補完する仕組みとなっています。

このように、アンチラグシステムとしては、十分な仕組みを備えていますので、「もうバブリングしなくなってしまったのか…。」と思う方も多いかと思いますが、C63 S E-Performanceでもバブリング音はします。

ぜひ、あなたのメルセデスベンツにもバブリングを。

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