今回の記事では、メルセデスベンツのグリル交換と工賃相場について、詳しく解説していきたいと思います。
弊社では、過去数年間だけでも、ベンツのグリル交換実績900件以上ございます。
おそらく日本トップクラスの交換実績かと自負しております。
そんな弊社の見解として、グリル交換工賃の費用相場やよくあるトラブルについて、ご紹介していきます!
メルセデス・ベンツのグリル交換
メルセデス・ベンツにお乗りの方で、グリルを交換したい!という方向けに、グリル交換の基礎知識や工賃の費用相場や、日本における工賃費用相場や持ち込みでのよくある失敗事例について交えながら、ベンツのグリル交換について、解説していきたいと思います。
これからグリル交換を予定している方の参考になれば幸いです。
工賃相場について
ベンツ車のグリル交換工賃については、クラスによって取り外しに要する工数も違うので、一概には言えませんが、ご依頼の多いW205 Cクラスのグリル交換を例にあげるのであれば、安い業者で2万円前後、大体30,000円程度が相場かと思います。
W205のグリル交換を考える際には、大体「工賃3万円」と考えておけば安心かなと思います。
車種によっては、難易度が変わるため、全ての車種で3万円という訳ではありません。
昨今のAシェイプグリル(台形のグリル)搭載車はグリル交換の工数が従来モデルよりも上がっており、大体3万円~4万円前後が相場かなと思います。
ディーラーで交換できる?
基本的にディーラーでは、社外品のグリル持ち込みでの取付けは行わないという店舗が9割以上かと思います。
販社・店舗ごとによって基本方針が異なるので、ごく稀に、持ち込みで取付けするというディーラーもあるかと思いますが、「基本的に断られる。」という認識で間違いないかと思います。
私はシュテルン出身ですので、グループのシュテルン店舗では、基本的に受け付けておりませんでしたし、知人の話ではヤナセでも基本的な対応は同様の模様です。
ただし、最初にお話した通り、一部店舗では、受け付けているところもあるかもしれません。
また、基本方針で社外品の持ち込み取付けは行っていない店舗でも、そのお店との関係値が深いお客様であれば、対応してもらえるかもしれません。
長いお付き合いのディーラーがあるのであれば、聞いてみる価値はあると思います!
持ち込みグリルのよくあるトラブル TOP3
弊社でも以前は、持ち込みグリルの交換を行っておりましたが、取付け不可・要加工といった事例がかなり多く、持ち込みでのグリル交換は基本的に受け付けておりません。
事例の多い順にランキング形式でご紹介していきたいと思います。
1位 不適合
中国などから個人輸入や、ヤフオク等での個人売買で購入された商品で圧倒的に多いのが、「不適合」というケースです。
過去、不適合になったお客様の中で、3度返品交換をした挙げ句、適合する商品が送られてこらず諦めた方もいらっしゃいます。
その方は、中国から個人輸入されたとのことでしたが、型式・年式・グレードを要求され、それを送ったにも関わらず不適合商品を三度も送ってくるというから、売る側も凄いメンタルだな。と変に感心してしまいました。
国内での個人売買で購入された方でも不適合のケースは非常に多いです。
2位 要加工
これは中国からの輸入グリルでもそうですが、国内メーカー販売のグリルでも要加工のケースがあります。
このメーカーさんのグリルですが、実売価格約6万円程度と安くない価格なのですが、加工しないと付かないという…。
(メーカー名の記載は避けますが、そこそこ有名なメーカーさんです)
「国産メーカーのグリルならフィッティング問題なさそうだし、DIYで交換しよう!」
と、そのメーカーさんからグリルを購入されたそうですが、
DIYで試した結果、加工の部分がクリアできずに、持ち込まれた方がいらっしゃいました。
DIYでのグリル交換を検討している方は、メーカー問わず、要加工となる可能性もあるので、ご注意ください。
国産メーカーだからと安心できないのがベンツ用の社外品グリルの実態です。
また、要加工グリルに関しては、加工して取付け出来たとしても、クリアランスにブレが出やすい為、注意が必要です。
ベンツの一部車種特有の問題として、車体に元々取り付けられているプラスチック製のナンバーフレームの取り付け位置にブレがあり、ここがグリルと干渉する場合も若干数あります。
これはグリルの問題というより、車体側の個体差なので、これに関しては加工して取り付けるしかないです。
3位 輸送中の破損
こちらも中国からの個人輸入品に多い事例です。
輸送中の箱潰れによる、グリル破損のケース。
この事例を聞いたことはあっても、目の当たりにすることは少ないのですが、
未開封の梱包状態でお持ち込みをされたお客様で、梱包箱の外観上はそこまで問題ないのですが、緩衝材が入っていない為、グリルの角がポッキリ折れていたという事例が3件ほどありました。(緩衝材忘れ?)
その他にも、お客様から聞いた事例では、輸送中の破損で交換してからお持込されたという方もいらっしゃいました。
粗悪品・低級グリルの特徴
適合品だったとしても、次に問題となるのが、グリルのクオリティです。
パッと見は良いけど、洗車1回でメッキが剥がれたという事例が一番わかりやすく、
ついで、プラスチック部分のクオリティにも問題がある場合などもあります。
(本来、フラットであるべき部分が凸凹している等)
低級品グリルに多い特徴をまとめると、下記4点となります。
- メッキの耐久性が低い
- 塗装の耐久性が低い
- プラスチック部分の成形が雑
- 爪の強度が弱くガタつく
【安かろう悪かろう】費用対効果を考えると…。
当記事上部でご紹介した通りなのですが、グリルを持ち込みされる方の大半は価格に釣られて、中国からの個人輸入やAmazonやヤフオク・メルカリなどでの個人売買でグリルを購入されていらっしゃいます。
(Cクラスを例にすると、大体20,000円前後で購入される方が多いようです。)
結果として、不適合品を掴まされたり、安価な粗悪品であったりするケースがあります。
安価な粗悪品でも適合すれば良いという方もいらっしゃるかと思いますが、不適合品を掴まされた日には、返品交換・破棄という選択肢にならざるを得ません。
安く買えたつもりが、グリル買い直し、その都度工賃発生と、結局、安物買いの銭失いというケースが非常に多いのが、輸入車パーツ界隈の実態となっています。
手前味噌で恐縮ですが、弊社でも、ベンツ各車種用グリルの取扱いを開始しておりますので、そちらも候補の一つに入れていただけると幸いです。
粗悪品やトラブルに遭われる方が少しでも減れば、弊社としても大変嬉しいことです。
弊社では、Beste製グリルを採用しております。
グリルクオリティ・車種別価格に関しては、下記ページをご参照くださいませ。
・ベンツ用グリル